2017年3月7日火曜日

3月のライブ

3月はライブが3本あります。…といっても一番初めの川和田くんのワンマンライブは終了してしまいました。もっと早く書けばよかった…!ざっくりした感想を書くと川和田くんがいまやりたいことが割に見渡せたような気がしたし、3年ぶりくらいで森くん諸石くんと演奏できて楽しかったし、ぶんぺー君のフリースタイルがカッコよかった!私は早起きだったので終始大変眠かったです。
さて、11日はドラム白石さんの企画。2回目以降もあるかも。白石さんとは一緒に演奏し始めてから3年、早いなあ。堀坂さんは今回が初めて。新しい組み合わせはまたベースレスの編成になってしまいました…肩慣らしに数曲演奏します。アイレアメノにも半年ぶりくらいで行くので楽しみです。
17日は昨年12月以来の水面トリオ。増村くんが大分に帰ってからなかなか楽器をもってあつまれないのですが、演奏は変化し続けています。とくに前回から次のフェーズに入った感覚があるので、そのあたりを3人で踏まえつつやれたらいいなと思います。飲み会のやり取りみたいなトリオです…川和田くんと私でそれぞれ新曲を持ち寄るつもり。対バンのギター渡瀬さんが在籍するbjons、平井さんのパスコアール・プロジェクトも楽しみです。かなり充実した一夜になりそう。要チェックでお願いします!


3/5 川和田遼弾き語り&珈琲しがれっつ解散ライブ@渋谷 喫茶SMiLE
19時半開演

3/11 落合四郎+白石美徳+堀坂有紀@堀切菖蒲園 aire ameno
(共演:白石美徳ソロ、白石美徳+Rameesha)
19時半開演

3/17 水面トリオ@三鷹 おんがくのじかん 
(共演:bjons、平井庸一パスコアール・プロジェクト)
19時半開演

各ライブの詳細は以下のリンク先のスケジュールをご覧下さい。



2017年3月6日月曜日

ヤコブ・ブロ・トリオを観た

3/2にヤコブ・ブロ・トリオを観に行きました。コットンクラブ初日のセカンド・セット。あの場所にぴったりな音楽かどうか、と問われるとちょっと違うよなと言うしかないんですが。どちらかというと地味で親密な佇まいを纏ったサウンドだ、と受け取っているからです。
ただし、あのくらいの広さの空間で聴けたのはよかったです。演奏はもちろん、空間を意識させられる音楽だから。イメージからすると今回のツアーでの関西の会場のほうが彼らの雰囲気には似合いそうです。どちらの会場も足を運んだことはありませんが。
ヤコブ・ブロの過去作を熱心に追いかけてないので厳密なことはわからないけど、ECM以前のアルバム含めて曲をピックアップしていた模様。それでも、すごく統一感があってトーマス・モーガン、ジョーイ・バロンとのコンビネーションの仕上がりに感嘆しました。淡々とした音楽ではあるんですがスイッチが入ったときの躍動感にニヤリ。
ダイナミクスを抑えてるときのトーマスの人差し指中心のフィンガリング、ジョーイのメゾピアノ〜ピアニシモでの音色の美しさと確かさ。ビートの存在感。ヤコブの楽器も持たずに立ってるだけじゃないかというくらい徹底した脱力具合、あまりフレット移動しないウネウネとしたフレージング。演奏上の印象的なポイントを挙げるとしたらこんなところでしょうか。
ブロの存在感を大切に、モーガンとバロンの柔らかくもトンがったプレイがきける貴重なトリオだと思いました。信頼感の強さが伝わります。それから音楽の顔つき、肌触りは違ってもポール・モチアンから受け取ったもの(あるいはビル・フリゼールから、リー・コニッツから)を3人ともどこかへ投げ返している。
アンコールがラヴ・ミー・テンダーだったのもチャーミング。
このライブを観てからだとアルバムもまた違って聴こえそうで、とりあえず、ECM最新作をアナログで入手することにしました。また今のトリオでレコーディングして欲しいです。時間と空間をとても意識させられるあの3人の音楽のこれからをまだまだ聴きたい。